SSブログ

「TENET テネット」 [映画]


〈時間〉から脱出し、〈未来〉の第三次世界大戦を止めろ――『ダークナイト』シリーズ、『インセプション』『ダンケルク』のクリストファー・ノーラン監督が驚異のスケールで放つ、極限のタイムサスペンス超大作!あなたの常識を一瞬で吹き飛ばす、未知なる映像体験の全貌が、ついに解禁!

特にクリストファー・ノーランのファンではない。
CGが嫌いで実写に拘る七面倒くさい監督で、
かつ非常に理屈が面倒臭い監督だと思っている。
まぁ面白いと思って観てしまうのだが。

で、実は8月6日まで、
この映画について何の知識もなかった。
「パブリック 図書館の奇跡」を観に行ったとき、
予告編を観てしまったのがまずかった。
映像の面白さとトリッキーな話に引き込まれた。
おまけにマイケル・ケインとケネス・ブラナーという、
私の好きな俳優たちも出ているとあっては、
こりゃ行かねばなるまいと。
夏休みのお子様向け映画が多くて、
しばらく映画館に行っていなかったのも手伝った。

結論。
面白い。
面白いんだけど、
これって一度観ただけで総てを理解できる人、
果たしてどれくらいいるんだろうか?
少なくともエンドロールが流れている時点で、
総てに合点がいっている人、
客の何割くらいなんだろう?
理論的に説明できる人、
どれくらいいるんだろうか?

「時間の逆行」を題材にして、
行ったり来たり。
いや、逆行しているのにおかしいなぁってところもあるけど、
まずはその発想が恐ろしい。
だけど祖父殺しはパラドックスなのに、
時間を逆行した自分と出会うのはパラドックスにならない?
この手のSFにイヤって言うほど触れてきたので、
いろんな知識が頭の中を駆け巡る。
あれはこうで、でもアレはああだとおかしいし。

つまり提供されたものを素直に受け止めること。
この手のストーリーにパラドックスはつきもの。
多少の疑問は吸収して、
ささっと自分の中におさめて、
最後のガラクタにも納得しないと終わりませんw。
「CGなしの実写らしいよ、すごいなぁ。」
それで自分を納得させましょう。

これ、 
私の頭が悪いからだと思いますw。
カチッカチッとはまらないのは。
何回か観たらもしかしたらはまるのかも。
普通の人はもっとわかるのかも。

ああ、やっぱりクリストファー・ノーランって面倒臭いw。
面倒臭いのについつい観ちゃう。
観て悩んだり苦しんだりするのは自分なのに、
面白さと視点の新しさが先に来ちゃう。

ちなみにIMAXで観られる人は、
IMAXで観た方が良いと思います。
個人的には普通の画面で充分といつも言っているけど、
この映画に関してはIMAXの画面前提に撮影されているので、
体感的な迫力が圧倒に違うと思われ、
監督の意図をくみ取って差し上げる方がよろしいかと。

コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

- 人生は四十七から -