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Twitterまとめ投稿 2020/09/02 [moblog]


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「ボビー BOBBY」 [DVD・Blu-ray]


ボビー BOBBY  [DVD]

ボビー BOBBY  [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2007/08/10
  • メディア: DVD


商品の説明
1968年のロバート・F・ケネディ暗殺事件当夜、アンバサダーホテルに集った22人に焦点を当てた人間ドラマ。“ボビー”の愛称で国民に愛されたアメリカ大統領候補が凶弾に倒れるまでの一日を、彼に希望を託した人々の人生を通して描く。『世界最速のインディアン』のアンソニー・ホプキンスや『氷の微笑2』のシャロン・ストーンら豪華キャストが集結。当時の映像やスピーチを織り交ぜて見せる映像のリアルさに圧倒される。

凄まじいメンツの群像劇。
その数も半端じゃないので、
正直言って余り期待していなかった。
「これだけスターがいたらとっ散らかるだろう」
そう言う思いの方が先走っていた。

観てびっくりである。
これだけアクの強いスターたちを見事にまとめて、
見事にあるべき姿と場所に配置、
そして最後の事件に向かって盛り上がって行く。
特に女優陣が素晴らしい。
それぞれに事情を抱えて訳ありの役柄を、
エゴイスティックに突出することなく、
見事なバランスで演じていて、
それぞれの役柄も霞んでいない。
特にシャロン・ストーンはいつもより抑えた演技で、
夫を助けつつ仕事は常にお客第一、
そして耐える妻を見事に演じた。

そして最後のボビーの演説。
それは2020年の今こそ全世界が聴くべきだ。
ことにアメリカは今一度考えるべきだ。
ボビーが何をなそうとしていたのか、
なにをもってアメリカを変えたかったのか。
挿入されるベトナム戦争の映像も踏まえて、
今一度彼の存在と考えるべき時なのかも知れない。

それにしても、
エミリオ・エステベスの挿入歌のセンス、
これだけはどの監督作品を観ても、
心の底から感心するし納得する。
それは彼と私が同年代と言うこともあるのだろうが、
これはもうセンスの問題としか言いようがない。
映画の時代も主題も扱っている問題も違うのに、
既存の音楽から実に見事にそのシーンにふさわしく、
決して音楽がさらわないまでも見事に寄り添った曲を持ってくる。
どの映画もサントラが欲しくなってしまうから困りものだ。

もしかしたら少し早すぎた作品。
今観ることによって何かが訴えるものが必ずある。
それはおそらく全世界共通。


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