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Twitterまとめ投稿 2020/06/30 [moblog]


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「ランボー 最後の戦場」 [ストリーミング]


ランボー 最後の戦場 エクステンデッド・カット [Blu-ray]

ランボー 最後の戦場 エクステンデッド・カット [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • 発売日: 2020/06/26
  • メディア: Blu-ray


内容(「キネマ旬報社」データベースより)
シルベスター・スタローン主演のアクションシリーズ第4作に追加シーンをプラスしたエクステンデッド・カット。タイ北部で暮らしていたランボーは、ある日内戦の続くミャンマーへ向かう支援団を助けるのだが…。

ラストシーンが観たくてやはり、ね。
まさかその後にあんな地獄が待っているとは、
これを最初に見たときには思ってもいなかったけど。

それにしても、
笑っちゃうくらいに血と肉片が飛び散るし、
頭はボンボン吹き飛ぶし、
ものすごい残虐度w。
「ラスト・ブラッド」ではひたすらに痛かった殺戮シーンが、
「最後の戦場」では笑っちゃう。
もう非現実的としか思えなくなってくる。
感覚の麻痺ですな。
でも現実はこちらなんですわ。
人が死ぬってことはこういうこと。

本当に「これでもう充分、これ以上は無理」って感じ。

シーンが血まみれでおどろおどろしいほどに凄惨なほど、
最後のシーンが効果的というもの。
ええ、この当時は「めでたしめでたし」と思っていたので。

それじゃ落とし前つけたと思わないところが、
ハリウッドのすごいところだし、
そこを突き詰めるのがスライのすごいところ。
彼は最後の最後に自分のために人を殺す決意をするわけで。
そう思うとここまでは大義名分があるし、
正義がそこにあると思えるから不思議。

なんにしてもこのシリーズ、
単なるアクション映画ではなくて、
そこの裏に潜む寡黙なランボーの心を読まないと、
本当の意味はわからない。

本当にスライってば、
良いシリーズと良いキャラクターをしっかり演じている。
この人はもっと評価されないと。

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Twitterまとめ投稿 2020/06/29 [moblog]


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「ランボー」 [ストリーミング]


ランボー 4K レストア版 [Blu-ray]

ランボー 4K レストア版 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2020/02/14
  • メディア: Blu-ray


内容(「キネマ旬報社」データベースより)
シルヴェスター・スタローン主演の人気アクションシリーズ第1弾。ベトナム帰りの復員兵・ランボーは、ある町で警察から屈辱的な扱いを受ける。怒りを爆発させた彼は、数百人の警官を相手に死闘を繰り広げる。

「ラスト・ブラッド」からの「ファースト・ブラッド」。

やはりこの作品はいつ観ても、
ランボーのベトナム帰還兵としての苦悩と、
トラウマが強く描かれているのが魅力。
ここから「怒りの脱出」「怒りのアフガン」と、
殺人マシンとしての能力だけがクローズアップされてしまうけれど、
本当に原作者が描きたかったのは、
ベトナム帰還兵たちのPTSDと居場所のないつらさ。

ここから「最後の戦場」に繋がって、
これがまた凄まじい。
そして「ラスト・ブラッド」に繋がる。

と言うことで、
このシリーズは1,4,5と観れば一番良いと思う。
彼の物語はそこに充分描かれている。

ので「最後の戦場」」も観ちゃうんだろうなw。
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Twitterまとめ投稿 2020/06/28 [moblog]


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「ランボー ラスト・ブラッド」 [映画]



元グリーンベレーの真骨頂
史上最強の頭脳戦が今、はじまるーー
孤独な戦いは終わりを告げ、ようやく訪れた、“家族”と過ごす幸せな時間。 その平穏が破られた時、男の怒りは頂点へ――。 いまだベトナム戦争の悪夢にさいなまれる元グリーンベレー、ジョン・ランボー。孤独な戦いを経て、祖国アメリカへと戻ったランボーは、故郷アリゾナの牧場で、古い友人のマリアとその孫娘ガブリエラと共に、“家族”として穏やかな生活を送っていた。しかしガブリエラがメキシコの人身売買カルテルに拉致され、事態は急転する。愛する“娘”を救出するため、ランボーは元グリーンベレーのスキルを総動員し、想像を絶する戦闘準備を始めるのだった――。

もう言葉を失うしかなかった。
なんの感想を持つことができるだろうか。
今まで戦争の悪夢に苛まれ、
戦争の中で孤独に戦ってきたランボーが、
愛する家族のために、
大義名分ではなく「憎しみ」のために戦う。
それはもはやなんの躊躇もなく、
今までの機械的な殺人マシーンに「憎しみ」が上乗せされたとき、
そこにあるのは無慈悲な殺戮・・・。

彼の持つ能力を愛するもののために使ったとき、
ここまで凄惨を極めるとは、
あの地下室の存在からも、
彼の闇の深さが今またより一層実感できる。
「舐めてた相手が殺人マシンだった」
彼が愛するものを奪った奴らの不運を嘆くしかない。
そしてレイティングも関係なく、
ランボーの心の闇と無念さを描ききったこの作品は、
間違いなくランボーの心の終着点。
ラストシーンで涙が止まらなかったのは、
1作目からずっとランボーを観てきて、
彼の苦しみ、PTSD、差別の根深さがわかっているから。

老いたランボーの戦い方は今までとは違う。
だから終始戦って走るランボーを想像してはいけない。
御大スライも73歳なのだし。
しかしそこはさすがにわかっている。
敵地に乗り込んでケンカを売って来るや、
自らの庭に誘い込んで縦横無尽に暴れて、
容赦なく命を奪う。
そのやり方は本当に凄惨で今までのシリーズ史上一番の非道さ。
ランボーをそこまでにしたのは、
平和を奪った奴らなので自業自得なのだが。

スライも老いて、
いろいろな意味でけりをつけ始めている。
それはさみしいことなのだが、
ちゃんと納得のいく内容になっており、
そのパワーは老いたりと言えども衰えず。

もう一度シリーズを見直したくなる、
その魅力はただの殺人マシンではないところにある。
まずは第1作を観て彼の苦悩の始まりをみんなに知って欲しい。
そしてスタローンの演技が素晴らしいことも知って欲しい。

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Twitterまとめ投稿 2020/06/27 [moblog]


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「永遠の門 ゴッホの見た未来」 [ストリーミング]


永遠の門 ゴッホの見た未来 [DVD]

永遠の門 ゴッホの見た未来 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2020/06/03
  • メディア: DVD


【ストーリー】
パリでは全く評価されなかったゴッホは、「新しい光を見つけたい」と南フランスのアルルへ向かう。どこまでも続く大地、風になびく麦の穂や沈みゆく太陽を見つめるゴッホは、「永遠が見えるのは僕だけなのか」と自身に問いかける。そんな中、パリからやって来たゴーギャンに心酔するゴッホだったが、共同生活は長くは続かなかった。孤独を抱えて、ひたすら自らが見た世界をカンバスに写し取るゴッホは、やがて「未来の人々のために、神は私を画家にした」と思い至る。晴れ晴れと穏やかなその瞳が最期に映したものとは――。

劇場公開時から観たかった作品。
ウィレム・デフォーがゴッホにしか見えないほどに、
憑依されたかのように思えたから。
彼の死についても病気についても興味があった。

結論。
彼は早すぎた天才であり、
世間から評価されないこと、
友人の成功で自分の存在を見失いながら、
それでも絵筆を持つことで自画を保ち、
とことん運に見放された人生だったと言うこと。

ただそれは他者から観た評価であり、
本人が不幸だったかと言えばそうでもないと思う。
もちろんいろいろなことで絶望は味わっただろう。
しかしその中にも彼は自分の絵に対する姿勢は保ち続けたし、
精神病院でも決して彼は不幸な監禁生活ではなかったと思う。
そして彼はやはり天才であるが故、
絵筆を握ることで世界を忘れてしまい、
その世界に浸ることができたのだ。
それこそが他者からすれば最も不幸なことであり、
本人からすれば最も幸福なことであった。

だから彼は永遠の門を見つけられたし、
そこに迎え入れられたのだと思う。
父親が聖職者だった影響もあるだろう。
彼が自然をそのままに受け入れ、
自らの心に映ったままに表現し、
世間の評価辛味はなされながらも表現し続けたのは、
永遠を観ることが出来たからなのだ。

この当時の芸術家の人生は、
これが不幸だったのか幸福だったのか、
当たり前だったのか異端だったのか、
それすらわからない。
そして彼の死の謎についてもまた同様。

ただ一つ。
彼は紛うことなき天才であり、
不遇の天才であった。
しかしそれは他者からの評価に過ぎない。
本人は何を思っていたのか、
今となっては知る術はない。

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Twitterまとめ投稿 2020/06/26 [moblog]


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「家族を想うとき」 [ストリーミング]


家族を想うとき[Blu-ray]

家族を想うとき[Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2020/06/17
  • メディア: Blu-ray


内容(「Oricon」データベースより)
イギリス、ニューカッスル。ターナー家の父リッキーはマイホーム購入の夢をかなえるため、フランチャイズの宅配ドライバーとして独立を決意。母のアビーはパートタイムの介護福祉士として、時間外まで1日中働いている。家族を幸せにするはずの仕事が家族との時間を奪っていき、子供たちは寂しい想いを募らせてゆく。そんな中、リッキーがある事件に巻き込まれてしまい…。

町山さんが紹介したときから、
どうしても観なくちゃいけないと思いつつ、
とうとうストリーミングまで観られなかった痛恨の一作。
ケン・ローチ監督が引退を撤回してまで描きたかった、
世界中で起こっている働き方と家族の問題。

世界中で宅配ドライバーの恩恵にあずかっていない人間はいないだろう。
しかしそこにある働き方は、
金を得るためには朝から晩まで働き、
家族を幸せにするためには家族を犠牲にし、
仕事に穴を空ければクズだカスだと言われる。
フランチャイズ制で一国一城の主のようだが、
そこにあるのは単なる請負ドライバーの地獄。
介護職の妻もまた、
良心的であればあるほど追い詰められる。
二人の苦悩は子供たちにも伝播し、
思わぬ事件に巻き込まれてしまい・・・。

「わたしは、ダニエル・ブレイク」も本当に切なかったが、
この映画も切ない。
何が切ないと言って、
どちらも悪人はいないし、
誰もが自分達の責任を果たそうとしているだけなのだ。
けれどその責任を果たしたところで、
誰一人幸せになれない。
誰一人満足のいく思いが得られない。
そしてそれが世界中に蔓延している。
その現実はどうにも救いようがないし、
搾取されている事実は変わらない。
やるせない思いが残るだけ。

コロナ禍でハッキリした世界の「人を想う力」。
その根本がここにあるような気がする。
イギリスはかつて「ゆりかごから墓場まで」という福祉国家だった。
それをサッチャー時代の政治が変えてしまい、
今ではケン・ローチが描く映画の世界が現実だ。
日本は福祉国家であったことはないが、
それでも少なくとも「和」があり「輪」があり、
その中で助け合う心意気があった。
今は他人のその心の広さを分け与える余裕がない。

とことん救われない話である。
原題「Sorry,We missed you.」。
不在通知の言葉だが、
「申し訳ないけど、貴方がいなくて私たちはさみしい」とも訳せる。
1日14時間週に6日働く父親に、
家族が向ける言葉にも思える。
そんな働き方で誰が幸せを買える?
人間性をとことんまで切り詰めた働き方と生活で。

コロナ禍で医療従事者やその家族を差別する。
或いはリモートワークできないエッセンシャルワークの人たちを差別する。
そんな時代に未来など来ない。
なんという世界になってしまったのか。

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- 人生は四十七から -