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「スウィンダラーズ」 [ストリーミング]


スウィンダラーズ [Blu-ray]

スウィンダラーズ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2019/03/06
  • メディア: Blu-ray



【あらすじ】
詐欺師だけをダマす詐欺集団×特別捜査本部のエリート検事
こいつらだれも信じるな!
韓国を驚かせた希代の詐欺師チャン・ドゥチルが死亡したというニュースが発表される。
しかし、詐欺師だけをダマす詐欺師ジソンは、チャン・ドゥチルがまだ生きていると確信し、事件の担当検事パク・ヒスに、彼を捕まえようと提案する。
パク検事の非公式捜査ルートである詐欺師3人組コ・ソクトン、チュンジャ、キム課長も合流して、行方をくらましたチャン・ドゥチルの側近クァク・スンゴンに接近するため、新しい作戦を立て始める。
しかし、パク検事はチャン・ドゥチル検挙ではなく、別の目的のためにひそかに違う作戦を立てていた。
これに気づいたジソンと他の詐欺師たちも互いにダマされないため、それぞれの計画を立て始めるが…。

重い映画が続いたので、
ちょいとニヤリとできるものを求めて。

はい、お見事。
こんなケイパーものまでもが、
原作付の映画であっても日本映画に勝ち目はない。
この手の映画が面白かったハリウッドも過去。
これって現代韓国の情勢だからこそできるし、
構想を考えつくストーリー。
なんだかもうここまで来ると、
悔しいとかそんなことは感じなくなる。
なんたって気分爽快だし。

すごいなぁと実感するのは、
曲者役者揃いの中で、
誰が誰を騙そうとしているのか、
誰が誰を信じて良いのか、
話が進まない限り読めない。
わかりやすさとは無塩のだまし合い。
逆に韓国映画の神髄は、
わかりやすい権力側の悪は許さないことw。
そして奴らは案外すごく間抜けw。

ちょいと褒めすぎの感ありだけど、
途中でストーリーを見破ったとしても、
奴らに騙されてやろうじゃないかと思わせる。
そういう意味では観客も巻き込んで、
騙し騙されの化かし合いも良いじゃないか。
チャーミングな詐欺師たちには勝てないからw。

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今週の切り花。 [お買い物]

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シンプルなトルコキキョウ。

蒸し蒸しするからか、
こういうスッキリした花の形に惹かれた。

八重咲きはウザいw。

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「答えより問いを探して 17歳の特別教室」 [電子書籍]


答えより問いを探して 17歳の特別教室

答えより問いを探して 17歳の特別教室

  • 作者: 高橋 源一郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/08/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


あたりまえを疑ってみると、知らない世界が見えてくる。「読む」と「書く」の体験をとおして自分が変わる、人生が変わる。子どもも大人も目からウロコの、超・文章教室!
「ぼくは、先生の役割って、一つの狭い常識のなかで生きている人に、そうじゃないよと教えてくれて、でも、その答えは自分で見つけなさいよ、といってくれることだと思います。」(本書より)
「17歳の特別教室」シリーズ=大人前夜のきみたちへ。学校では教えてくれない本物の知恵を伝える白熱授業。

源ちゃんの「飛ぶ教室」に砂鉄さんが出演した際、
この本の題名もちらっと出てきて、
その題名から「わかりやすさの罪」にも通じるものがあると感じて、
即刻購入。

「17歳の特別教室」ということは、
大人には簡単すぎる話じゃないの? 
そう思われる方もいらっしゃるだろうが、
17歳をバカにしちゃいけない。
そして当然教える側の源ちゃんも、
17歳だからって手加減なんかしていない。
もちろん大学の授業よりは簡単な課題を選んだり、
そういう意味での工夫はしているだろうけれど、
源ちゃんは17歳をバカにするような人じゃない。
だから大人だって充分勉強になる。

マニュアル世代というくくりは好きじゃない。
ただマニュアルがあれば強い、
そういう人がいることは実感としてわかった。
そして彼らのタイプとして言えることは、
「マニュアルで過程も答えも知りたい」という気持ちが強いこと。
本来答えは思考と過程の先にあるもので、
そのためにはまず問いかけが必要となる。
マニュアルで答えを得ることになれてしまうと、
問いを持つことを忘れてしまう。
そもそも問いを持たないから根本を理解しない、
形とその成り立ちは理解するが、
自らが抱いた問いがないから忘れやすい。
言葉は悪いが問いを考えることをわすれている。
だから源ちゃんがどんなふうにこの題名を教えるのか、
どんな課題を使って言葉にするのか、
非常に興味があったし自分でも知りたかった。

残念ながらこの源ちゃんの手法は授業の一つであり、
なかなか仕事の上でそのままは使えない。
何よりいい歳をした大人に対して、
読むことと書くことなんて仕事上で要求して、
そこから考え方を変えることを要求するのは難しい。
願わくばこの本を直接読ませたいが、
「17歳の特別教室」という言葉が躊躇させる。
大学の授業も昔とはずいぶん変わって、
先生も色々な人が客員として招かれて、
源ちゃんのようにユニークな授業をしているようだ。
だから学ぶことは相手も自分の年齢も関係なくて、
立場とか偉いとかそういうこととも無関係。
そういう意味ではこの本は多くの大人にも読む価値があるし、
ひいては自分の子供や家族にも影響を与えられる。
謙虚な気持ちで本書に向かい合うと、
いろいろなことに目を開かされる。

とてもいい本を読んだのだが、
そこで語られていることを人に伝えるのは難しい。
まして「答えを得るのではなく問いを自分で探してほしい」という要求は、
一人の大人に対してするには厳しいものがある。

今ちょっと袋小路に自分が入った気分だw。

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「新聞記者」 [WOWOW]


新聞記者 [Blu-ray]

新聞記者 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2019/11/22
  • メディア: Blu-ray


【ストーリー】
東都新聞記者・吉岡(シム・ウンギョン)のもとに、大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届いた。
日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、ある思いを秘めて日本の新聞社で働いている彼女は、真相を究明すべく調査をはじめる。
一方、内閣情報調査室官僚・杉原(松坂桃李)は葛藤していた。「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、与えられた任務は現政権に不都合なニュースのコントロール。
愛する妻の出産が迫ったある日彼は、久々に尊敬する昔の上司・神崎と再会するのだが、その数日後、神崎はビルの屋上から身を投げてしまう。
真実に迫ろうともがく若き新聞記者。「闇」の存在に気付き、選択を迫られるエリート官僚二人の人生が交差するとき、衝撃の事実が明らかになる!

「この国の民主主義は形だけで良いんだ。」

古いシネコンで、
無理矢理都合をつけて観に行った。
普段行っている映画館と違って、
椅子も小さくて座りにくい、
映像も不鮮明、
スロープも急でみにくい。
それでも食い入るように見入って、
身体中が冷たくなって映画館をあとにした。
そしてその頃比較的親しかったある人に、
わずかながら抱いていた疑いが核心になり、
その人を真っ直ぐに信じられなくなるきっかけになった。

今思えばものすごい転機になった映画だった。

この映画を最初に観たときは、
全く韓国映画に興味もなくて、
シム・ウンギョンのことも知らなかった。
それから1年余り。
随分と自分の興味もものの見方も変わってしまった。
その、ある人との関係性も。
あの時はまさかこの映画が、
日本アカデミー賞を席巻するなんて予想もしなかった。
あの読売テレビ系列のお膝元で。

そして世界中がこんな状況になることも予想しなかった。 
 
世界は動いている。
この映画もまたいつかクラシックになる。
「こんなバカな時代もあったのか」 
そういわれるじだいになって欲しい。
それにはあとどのくらい国民の命が失われるのか、
血税が国民とは無縁のところで使われるのか。
それは遠くない未来に終わると信じたい。

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「i-新聞記者ドキュメント-」 [WOWOW]


i-新聞記者ドキュメント- [DVD]

i-新聞記者ドキュメント- [DVD]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2020/07/15
  • メディア: DVD


内容(「キネマ旬報社」データベースより)
権力とメディアの“今”を描いた『新聞記者』のプロデューサーが森達也を監督に迎え、東京新聞社会部記者・望月衣塑子自身の活動を追った社会派ドキュメンタリー。菅官房長官や籠池夫妻など、渦中の人々が登場し、報道では観られない素顔を映し出す。

劇場上映時に都合が合わずに行かれなかった。
望月記者も森監督も好きなので、
早く観たかった。
が、すまん。今になったw。

何十行もいろいろな言葉をここに書いた。
でも消した。

何よりこの映像を「観てくれ」としか言えないから。
森監督のとらえた現実、壁は厳しい。
それはおそらく我々が知る以上のことだ。
だから直接観るしかない。
体感するしかない。

森監督がとらえた映像の闇、
望月記者が動き回る行動の原動力、
発する言葉の裏にあるもの。
真っ直ぐにそれをとらえて、
そっと裏をのぞいてみること。

それにしても脅迫電話の非道さ。
何処かに雇われているのだろうが、
人として恥ずかしくないのか。
人としての尊厳を忘れた奴ら、
それが日本を分断しているのだ。
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Twitterまとめ投稿 2020/07/26 [moblog]


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「風の谷のナウシカ」 [映画]


風の谷のナウシカ [DVD]

風の谷のナウシカ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2014/07/16
  • メディア: DVD


<ストーリー>
舞台は「火の7日間」といわれる最終戦争で現代文明が滅び去った1000年後の地球。風の谷に暮らすナウシカは、「風の谷」に暮らしながら、人々が忌み嫌う巨大な蟲・王蟲(オーム)とも心を通わせ、有害な瘴気覆われ巨大な蟲たちの住む森「腐海」の謎を解き明かそうとしていた。そんなある日、「風の谷」に巨大な輸送機が墜落、ほどなく西方のトルメキア王国の軍隊が侵攻してくる。墜落した輸送機の積荷は、「火の7日間」で世界を焼き尽くしたという最終兵器「巨神兵」であった。そして、少女ナウシカの愛が奇跡を呼ぶ・・・。

実は劇場で初ジブリ。
TVで「火垂るの墓」は何度も観たけれど、
他のジブリ作品を観たことはなく、
なんとなくチャンスを逃してそのまま過ぎてきた。
今劇場にジブリが罹っていることは知っていたが、
当然自分には関係ないと思っていた。
しかしラジオを聴いていたときに、
リスナーさんからのお便りが心に引っかかった。
「伊集院光とらじおと」に、
「娘と一緒に『風の谷のナウシカ』を観に行くことになったが、 
 何度もTVで観ているので何とも思っていなかったけれど、 
 劇場で観るのは別物でした。 
 風が吹き抜けました。」
「行こう」と思ったw。

とんでもない映画だった。
アニメとかジブリとかそんなことは全く関係なく、
こんなスゴイ設定を映像化して、
人間が如何に傲慢な存在かを思い知らされ、
自然と共生する心がどれだけ大切なことか、
今COVID-19が猛威を振るっているからこそ、
観ていて心から感じるものがあり、
心の底から共感できるものがあった。

もちろん私のような人は少ないので、
ここで細部に触れても仕方ない。
ただもうビックリしたとしか言えないのだ。
調べたところ公開は1984年3月。
1984年と言えば母親が亡くなった年。
私はその頃地獄のさなかにいたのだが、
いろいろな意味で自分の人生にいろいろな影響があった。
思えばこの年はいろいろな名作を生んでいると個人的には思う。
バブル前の時代ではあるが、
80年代のめまぐるしく時代が動き、
音楽もアニメも映画も文化も刺激的に、
沢山のものを生み出していた。

その時の作品を初めて観て、
あらためてすごい時代だったと思うのとともに、
普遍性と今の時代に通じるものを多く感じて、
心が震えて感動した。

それにしても日本って、
名作メディアを販売しなくなるのが早すぎるよ。

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Twitterまとめ投稿 2020/07/25 [moblog]


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「デッドフォール」 [映画]


デッドフォール [Blu-ray]

デッドフォール [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: Blu-ray


内容紹介
S.スタローン & K.ラッセルが魅せる男同士の絆!
陰謀を打ち破く刑事アクションが炸裂!!
シカゴ市警の敏腕刑事ニコ・トスカニーニ。
麻薬取引の現場に張り込んだ彼は、壮絶な銃撃戦の末、全員を逮捕する。
が、何者かの圧力により犯人たちはすぐに釈放され、ニコは捜査から外されてしまう。
納得できない彼は独自に捜査を始め、元CIA特殊工作員の能力と合気道の技を駆使し、法を逃れた悪を追いつめていく。
セガールの衝撃的な映画デビュー作として知られる本作品は、ニコの妻役でシャロン・ストーンも出演している。

この当時は若気の至りで、
スライに何の魅力も感じなくて、
今になってスライの才能に気付いて、
たまに放送される懐かし映画を楽しんだりして。

この話は「タンゴ&キャッシュ」として記憶していて、
「あ、これがそうか」って思い当たる。
いずれにしてもスタローン全盛期、
カート・ラッセルがまた威勢良くて格好いい。
良くも悪くも80年代全開のノリノリ展開。
でもこれが当時は面白かった。
今観ても充分面白いんだけど。

クライマックスのシーンで、
「ひどい運転だ、誰にならった?」
「スティービー・ワンダー!」
そういうジョークシーンがある。
スティービー・ワンダーを知らない人はいないだろうし、
笑えるシーンではあるが、
今の時代には「差別的」と言われかねない。
ちょっとそんなことを考えて、
時代がいろいろとセンシティブに変わっていることを考える。

だからと言っちゃなんだが、
この当時のセンスで映画作りはできなくなっている。
性別、人種、年齢、ジェンダー、総てにおいて、
センシティブになりすぎて制約が大きい。
80年代の映画を観るとふとそのことを考える。

窮屈な時代になった思うのか、
ボーダーレスでダイバーシティな時代になったと思うのか、
何とも判断が難しいと感じる作品でもあった。


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Twitterまとめ投稿 2020/07/24 [moblog]


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- 人生は四十七から -