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Twitterまとめ投稿 2020/07/05 [moblog]


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「一度も撃ってません」 [映画]



市川進、御年74歳。彼は巷で噂の伝説のヒットマンだ。……というのは、まったくの嘘!
本当の正体は、理想のハードボイルドを極めるただの小説家だった!――
日本映画界を代表するバイプレーヤーの石橋蓮司が、阪本順治監督(『大鹿村騒動記』『半世界』)の熱いラブコールを受けて19年ぶりに78歳で映画に主演。ハードボイルド・スタイルで夜の街をさまよう、完全に“時代遅れ”の主人公を渋く、そしておかしみたっぷりに演じる。
共演には、妻役の大楠道代をはじめ、夜な夜な市川のもとに集まる怪しげな友人役に岸部一徳と桃井かおり。「探偵物語」の丸山昇一が描く最高にしゃれたオリジナル脚本を得て、実力派レジェンドたちの夢の共演がここに実現した。
本作の魅力はそれだけではない。いまや日本映画を牽引する主演級の役者陣もこぞって参加。佐藤浩市、豊川悦司、江口洋介、妻夫木聡、井上真央、さらに柄本佑、寛 一 郎など
「令和」を担う若き俳優たちなど世代を超えたガチの演技合戦も見物だ。

実に楽しい大人のおとぎ話だった。
鳴かず飛ばずの小説家が、
小説のために夜の街裏の世界で生きている?
その小説家を生活感たっぷりに格好良く演じる石橋蓮司、
そして周りを固める役者たちの豪華さ。

誰も不幸にならない、
誰もが幸せな気持ちになれる、
何ともいえない最高のエンタテインメント。

阪本順治監督だから信じていたけれど、
やはり格好良かったし面白かった。
一つ一つは男の願望すら幼いし、
それを考えたら子供みたいな話なんだけど、
こういう老人がいても良いじゃないか。
こういう夢を見ることがあっても良いじゃないか。
最初から最後まで格好いい桃井かおりも最高。

映画は若い人だけのものじゃない。
総ての世代が愉しめるもの。
だとしたら74歳の夢見るおっさんが主役でも良いじゃないか。


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