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Twitterまとめ投稿 2020/07/14 [moblog]


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「続・夕陽のガンマン」 [DVD・Blu-ray]


続 夕陽のガンマン MGM90周年記念ニュー・デジタル・リマスター版 [Blu-ray]

続 夕陽のガンマン MGM90周年記念ニュー・デジタル・リマスター版 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2017/11/03
  • メディア: Blu-ray


<ストーリー>
南北戦争の混乱の中、賞金稼ぎのブロンディーは賞金がかかった悪党と手を組んで荒稼ぎをしていた。そんな折、巷で話題になっていた20万ドルを盗み隠した男の死に際に出会う。たった一人隠し場所を訊いたブロンディー。だが彼の周りには軍隊、賞金稼ぎ、賞金首の男……それぞれの男たちの欲望が、友情と裏切りの狭間で死闘を繰り広げるのだった。果たして20万ドルは本当にあるのか? 最期に手にするのはいったい誰なのか……?

エンニオ・モリコーネ追悼。
Blu-rayを買っておいて、
長さ故に今まで放置しておいたもの。
キム・ジウン監督「グッド・バッド・ウィアード」の元ネタでもある。
南北戦争を日中戦争に置き換えていたり、
いろいろと繋げていくと面白い。

とまぁそんなことは別にして、
兎にも角にもスケールがでかい。
「ヘイトフル・エイト」でタランティーノが70mmに拘ったのが良くわかる。
この味わいは70mmにしか出せないものだとTV画面からも感じる。
今の映画ならCGで簡単にできることも、
実写ならではの迫力と現実味というものがある。
掛け値なしに本物が持つ迫力だ。

ハリウッドでは役に恵まれず、
マカロニ・ウェスタンでがんばったイーストウッドだが、
セルジオ・レオーネとの仕事の影響は大きかったのだろう。
今現在彼が監督する作品は、
この時代のようなスケール感はないが本物だ。
役者としても監督としても、
彼のやり方を決めたような気がする。

今の映画館はいやがる長さだが、
これにはそれなりの理由もあるし、
それだけの価値がある。
何より話の作りが今時の映画と違う。
そしてセルジオ・レオーネとエンニオ・モリコーネの仕事の素晴らしさ。
Blu-rayの特典としてモリコーネの音楽について言及があるが、
とにかくこの人の音楽の印象は映画音楽として最高。
予算がないマカロニ・ウェスタンから始まって、
いろいろな工夫をしながらやってきたようだが、
とにかくその効果は抜群で最高で言うことなし。
「このシーンでこの音楽?」と皮肉なシーンもあり、
存分に映像と共に楽しめる。

この時代の映画を観ると、
多くの監督や俳優に与えた影響がわかる。
それだけ良い時代に良いものが作れたのだ。
50年経とうと100年経とうと、
色褪せないものは色褪せないし、
本当に良いものは何も変わらない。

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