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「パブリック 図書館の奇跡」 [映画]


大寒波で行き場を失ったホームレスが図書館に立てこもり!?
明日を照らせ!生きるために声をあげた彼らと、図書館員の勇気ある行動があなたに希望を届ける笑いと涙の感動作
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図書館という、誰もが利用したことのある身近で物静かな空間を舞台にした“あっと驚く”ヒューマン・ドラマが誕生した。記録的な大寒波の到来により、緊急シェルターがいっぱいで行き場がないホームレスの集団が図書館のワンフロアを占拠。突如勃発した大騒動に巻き込まれたひとりの図書館員の奮闘を軸に、予測不可能にして笑いと涙たっぷりのストーリーが展開していく。

懐かしいエミリオ・エステベスとクリスチャン・スレイター共演。
私は若い頃からこの親子たちが大好きで、
「カサンドラ・クロス」でマーティン・シーン、
ブラッドパックでエミリオ・エステベスとチャーリー・シーン、
兎にも角にも親子揃って大好き。
塑子に持ってきてこの作品、
友人からも注目作品ときくし、
世間からも評判が高い。
大手シネコンでは公開されていなかったが、
横浜でやっていたので半休を取って行ってきた。

こんな時代だからこそなのだろう、
「公的空間」である図書館の役目、
「パブリック」という言葉の持つ意味、
そういうことにものすごく注目してしまった。
検事局出身の強権的な市長候補、
息子が行方不明で頭を悩ませている刑事、
公的な立場であるべき人たちと、
ホームレスたちとの立場の違いと求めるものの違い、
センセーショナルに事件を作り出そうとするマスコミ、
図書館で働くスチュアートはホームレスに同情的、
それぞれの立場で物事を解決していこうと、
すすめていこうとするのだけれど、
それぞれの思惑が邪魔をする。
やがてスチュアートの過去が明らかになり、
彼がなぜホームレスに同情的で、
図書館側の職員として断固拒否できなかったのか、
そのことがわかったとき、
またそれぞれの立場で彼に対する対応が変わる。
そしていよいよ追い詰められたときに、
スチュアートとホームレスたちの取った行動は・・・。

緊張感からの笑いと弛緩、
このタイミングとバランスが抜群。
エミリオ・エステベス、 
できる男だとは思っていたが、
こんな物語を作ってしまえる実力、
さすがの経験と胆力。

ハッピーエンドではないけれど、
爽快で晴れやかな気分のクライマックス、
見終わったあとの気分の良さは最高。
外は猛暑で映画の舞台は極寒。
なんだか不思議な気分にもなるが、
とても素敵な作品だった。
シネコン以外でこういう作品が多いから、
本当に油断がならないし、
身体もついていかないw。

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