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あの日から52週。 [現実]

関東は憂鬱な雨の一日でした。

意識していたわけではないのに、
どこか気持ちが落ち着かない、
イヤな気分の一日でした。

「夕焼け寺ちゃん活動中」で、
寺ちゃんが52週前のことを思い出していました。
あの日の「特ダネ寺ちゃん」でやろうとしていたこと、
そのために購入した野菜があったこと。
けれど番組が始まる44分前の地震発生で、
文化放送内はそれどころじゃなくなり、
その野菜が今もってどうなったか記憶にないこと。
地震発生時番組を担当していた太田アナが、
冷静に落ち着いて何度も火元の始末を語りかけたこと、
誰よりも早くアナウンスルームに駆けつけた吉田類子アナ。
お台場方面から上がった煙の現場に駆けつけた伊藤佳子アナ。
みんながそれぞれに出来る限りのことをしていたこと。
それぞれが生々しい記憶を語るとき、
余りの惨状にTVを消してしまった私は、
それ以降AMラジオの情報にのみ情報と安らぎを求め、
12日放送予定だった「ゴールデンスランバー」の放送中止を知り、
今の状態であの美しい仙台を観る残酷さを思ったこと。

今3月13日放送の「安住紳一郎の日曜天国」のPod Castsを聴いています。
安住紳一郎自身が観るのがつらくてTVを観るのがつらくなって、
TVを消してしまったと語っています。

あの当時は原発のことなど認識していなかった。
ただ原発が動かないことで輪番制の計画停電、
出勤出来るのか仕事が出来るのか、
そんなことしか考えていませんでした。
12日の朝、いつものスーパーの余りの満員ぶりにも、
買いだめが起こっていることなど予想もせず、
ガソリンスタンドもまだそれほど混んでいなかったので、
まだあんな行列騒ぎになるとは思ってもいませんでした。

こうして思い起こすのは、
今後の備えのためには悪いことではないけれど、
そのためにイヤな記憶も付随してしまう。
そのことによってつらい思いをしている人のために。

よろず相談窓口

「3.11よろず相談窓口」 24時間開設

ユビキタス・カウンセリング被災者支援センターとふんばろう東日本支援プロジェクトは、2012年3月11日(日)に、24時間の震災よろず相談窓口を開設いたします。

東日本大震災の発生からちょうど1年。当時の記憶がよみがえり、強い悲しみや落ち込み、苛立ちを経験しやすい時期になります(これはアニバーサリー効果と言われます)。時間の経過とともに楽になる現象ですが、お一人で抱えるには辛すぎる体験かもしれません。いつでもそっとお話いただけるように、臨床心理士や精神保健福祉士、社会福祉士が24時間体制で控えております。被災された方々はもちろんのこと、ご家族や知人、支援者の方々も、お気軽にご利用いただければ幸いです。

【3.11よろず相談窓口】
日時:3/10(土)19:30-24:00; 3/11(日)0:00-24:00
電話相談: 050-5539-7110
Skype相談: ubicounseling_d
メール相談: ubicounseling_d@nnagae.org
Twitter相談(ダイレクトメッセージ):@ubicounseling_d
※Skype,メール,Twitter相談は無料です。電話相談のみ,市内通話料金がかかります。

みなさまのご利用をお待ちしております。

自分が心療内科に通院するようになって思うことは、
「王様の耳はロバの耳」じゃないけれど、
他愛ないことでも愚痴でも、
人間には気軽に言える相手が必要なのです。
私の場合は治療なので、
主治医に突然自分のトラウマに気づかされたりわけで、
そのためにつらい思いをすることもあるのですが、
この窓口はそういうものではないので、
正直な気持ちを吐露出来る場だと思います。

被災の様子を見ると涙が止まらない人、
1年前を思い出すと不安で眠れない人、
もやもやとした気分を抱えて不安が払拭出来ない人、
言葉に出すことで少し楽になれるかも知れません。

不安なのはあなただけじゃありません。
つらいのはあなただけじゃありません。
怖いのはあなただけではありません。
だからその感情を共有するのも悪いことではないと思います。

イヤじゃなければ、
このblogのコメントにでも書いてください。
私は何も出来ないけれど、
書くことで楽になれるのならば、
どんどん書いてください。
コメント返しは出来ないと思いますが(笑)。
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2012/02/28 小出裕章・京都大学原子炉実験所助教インタビュー [現実]



2012/02/28 小出裕章・京都大学原子炉実験所助教インタビュー。
こちらは無料版のダイジェスト。
全編を観るには有料会員になるか、
もしくはこのアーカイブのみ有料で閲覧できます。

個人的には一番信頼できる(率直な)学者だと思っております。
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フクイチは今。 [現実]

Fukuichi0220_3.jpg
立ち入り禁止区域は、
まさしく死の街。
いや、東電に殺された街。

Fukuichi0220_2.jpg
写っているのは、
当日入構を許された報道陣ですが、
これと同じ装備で作業員は屋外作業をしています。
一部には作業がしにくいのか、
もっと軽装な人も見受けられました。

Fukuichi0220.jpg
これでも瓦礫の撤去が進んで、
だいぶマシになったとの説明。
更に瓦礫を撤去して、
したから足場を組まないと作業は出来ないと。

全貌は以下よりストリーミングで視聴可能。

120220 福島第一原発入構取材 撮影映像 1/2 from iwakamiyasumi_2 on Vimeo.



120220 福島第一原発入構取材 撮影映像 2/2 from iwakamiyasumi_2 on Vimeo.



5時間の長丁場なので覚悟して観てください。

ガイガーカウンターが鳴り続ける現場で、
「一日も早く住民の方に戻っていただけるように・・・」
そういった所長の言葉の軽薄さに腹が立った。
いや、むしろ「言わされている」感強し。
現場の東電社員もまた被害者か。


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予想していたこととはいえ。 [現実]



地域独占、天下りの温床、無茶苦茶な電気料金の設定。

そもそも「民間」会社としておかしかったんだから、
こうなることは予想できたけど、
一応「民間」の体裁を取るのなら、
JALみたいに破綻させても良かったんじゃないの?

もう絶対に単独で生き残るのは無理だったわけだし、
要するに天下り先がなくなるのが困るから、
実質的国有化せざるを得ないわけでしょ?
経産省と保安院と東電、
この腐り切った複合体がいよいよ一体化するわけでしょ?

「インフラ」だから守らなければならないという、
妙な金科玉条、御旗のもとでこうなるわけだ。


ハッキリ言って、
福島のやばい状態は何も変わっていない。
そもそも現場を誰も肉眼で確認できなくて、
ただのデータでどうのこうの言っているだけ。
これから先何十年かかるかもわからないのに、
途中で妙な宣言すること自体チャンチャラおかしい。


これで経産省は今まで以上に思い通りにできるわけだ。
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福島第一原発所長が入院、所長交代へ [現実]



いささか旧聞に属するかと思いますが・・・。

プライバシーってなんなんでしょう?
吉田所長自身が望んでいるのでしょうか?
「放射線の影響ではない」のであれば、
過労なりなんなり、
公表する方が国民は安心するのでは?

ここでも東電と政府の隠蔽体質ですか?
吉田所長の英断がなければ、
「あの時」海水注入をストップしていたら、
どんなことになっていたのか考えることすら恐ろしい。
文字通り自らの命を賭して、
現場で頑張り続けた吉田所長だからこそ、
なぜ今現場を離れて入院することとなったのか、
その真実を国民は知りたいと思うのではありませんか?

「原発は地震で壊れたのではない。
 津波で壊れたのだ。」
東電はそう結論づけて、
今既存原発施設の防潮堤設備を強固にしようとしています。
現実にその工事に関係している会社も知っています。
だけど本当にそれで福島の悲劇の二の舞は防げるのでしょうか?

東海村JCO臨界事故は、
余りにも杜撰な作業から起こりました。
放射性物質を扱うのに、
「バケツとひしゃく」を使っていたなんて、
誰が想像しただろう。
普段何事もないことが当たり前の日常から、
何かが起こったときに初めてわかる、
現実認識の甘さと油断。
「想定外」。
その言葉で全てが片付けられてしまう現実を、
私たちはいつまで受け入れざるを得ないのでしょうか?

吉田所長がもし放射線の影響で入院したのでなければ、
累積被曝量と病名を明かした方が良いのではありませんか?
「直ちに健康に影響するものではない。」
その言葉に目くらましをくらい続けた私たちは、
そのことを開示要求する権利もないのでしょうか?
吉田所長は本当はどう思っているのでしょうか?

懲りない東電。
懲りない政府。
そしてまた、
私たちも本当は懲りていないのかも知れません。
増税のために復興法案を通してしまう政府と官僚、
それを毎日観ながら何もしない、出来ない。
先日永さんが(骨折前に)ラジオで言いました。
「昔だったら東電なんて焼き討ちだぜ。」
何もしない私たちへの辛辣な提言だったのかも知れません。



どいつもこいつも対面とお為ごかしばかり。
メルトスルーした燃料の状態もわからず、
地下ダムの建設話も途絶えたきり。




その一方で、
被災地で自力で立ち上がろうとしている人たちの逞しさ。
一個人が一被災者が必死で頑張っているのに、
何と日本という「国」は情けない国に成り下がったのか。
本当の意味での復興など、
「国」レベルでは出来ないのかも知れません。
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実現させよう 原発国民投票 [現実]

「通販生活」の今月号のCM、
TV局から「放送出来ない」と拒否されたというのは、
このところ有名なお話。
件のCMはカタログハウスのWEBサイトで観られます。


私は本当に愚かだった。
実際に事故が起こるまで、
原発の仕組みも燃料サイクルも、
一度事故が起こったらどうなるかも、
何一つ知らずに知ろうともせずにいた。
「資源がない国だから原子力に頼らざるを得ない」
利権まみれの電力会社と政治家と官僚の言葉に、
それを信じていたし、
危険は多少感じてはいても本当のことを知ろうとしなかった。
原発は順調に動いていても、
使用済み燃料の処理という問題がある。
そのことすら深く知ろうと思わなかった。

3.11以来の自由報道協会のジャーナリストたちに触れなければ、
おそらく今も大手マスコミの大本営発表を信じていただろう。
しかし幸か不幸か、
私は数年前からラジオを聴く習慣が身についていた。
それも文化放送を中心に。
赤坂は電力会社のチカラを恐れて、
某ジャーナリストを番組から降ろした。
公然と反旗を翻した俳優は完全に仕事を干された。
今も文化放送はそのジャーナリストも俳優も出演させる。
京都大学の小出助教の話も隠さずに放送する。

こういう記事を書いた日は、
確実にアクセス数が減少することも知っている。
所詮私のblogなどなんの力も持たないし、
このblogを読む人たちにとって、
(多くは通りすがりだろう)
こんな記事は市井の一市民、
それも精神障害者の戯言だと思われているだろう。
だけど私は自らの愚かさを悔いている。
だから今更ながら、
遅まきながら、
少しでも原発に対する今後の日本を考えたいと思う。

3.11以来毎日放射能は確実に降り注いでいる。
建屋が爆発しても尚、
「人体に直ちに影響するものではない」とうそぶき、
後に本当のことがわかると、
「国民がパニックになることを避けたかった」と言い訳をする。
随分と見くびられたものではないか。
国家は国民を全く信用していないのだ。
私は今現在、
時折平穏に過ごしている毎日が恐ろしくなる。
福島から離れているとは言え、
どこからどこまで影響するかわからない放射能が、
毎日毎日拡散しているのに、
何事もなかったかのように毎日が過ぎることが恐ろしい。
原発は人の生活を破壊する。
原発は人の健康を破壊する。
原発は人の幸せを破壊する。
そしてそれはペットや動物にまで影響する。
ならばなぜ国民は原発にNOを突きつけられないのか?

実現させよう 原発国民投票

間接民主主義なのだから、
国民投票で二者択一の是非を問うのは間違っている、
そう宣った政治家がいる。
あくまでも国民の代表である代議士にその権利をゆだねろ、と。

この際そんな場合ではない。
いや、それどころか、
政治家と官僚と東電の関係を知ってしまった現在、
誰がそんなことをしたいと思うのか。
私たちの暮らしそのものを破壊する原発を、
その存続を自らの手で選択することの何が悪い?

私は原発国民投票に賛成。
初日からメルトダウンがわかっていながら、
すっとぼけていた電力会社にも政治家にも官僚にも、
その選択権を与えたくはない。
原子力村の奴らに権利などない。
ろくに健康チェックもしようとしない厚労省もクズだ。
(ついでに言えば失業者対策もクソだ)
厳しい東北の冬をわかっていながら、
ろくに断熱材も入れない仮設住宅を建てた奴らもろくなもんじゃない。
放射能を恐れて瓦礫を受け入れない自治体も同罪。
とはいえ、
私なんかなんのチカラもない。
せめて出来ることを考えていたら、
「原発国民投票」にぶち当たった。
これなら自分でも出来る。
111万人は遠いかも知れないけれど、
百里の道も一歩から、
私たちの未来は私たちが選びたいから、
私はこの運動に参加する。

私はガンにもなってしまったし、
(幸い今のところ大丈夫だけど)
老い先短い自分のことはどうでも良い。
これからの日本、
日本に住んで生きていく子供たちのためにも、
未来を選ぶ自由だけは確保していきたい。
日本の核燃料サイクルは破綻している。
そんな燃料で発電することを本当にあなたは望みますか?

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詭弁。 [現実]



燃料費として実際かかる分は認めるとして、
それならば原発の維持費とか、
実際のコストと比較して本当にどう違うのか、
そのあたり明確にならないものかしら。

それにもまして、
原発の後処理で働く人たちへの待遇のひどさ、
どうにかならないものなのか。
冷却水システムにしても、
うっかり被曝にしてもあまりにもお粗末。
ウランは今後50年程度で枯渇するらしいし、
原発にしがみついても未来はない。
自然エネルギーへの移行期間のつなぎとして、
細々と発電は続けるにしても、
最終的には全部廃炉にするのが一番だと思う。



やっぱり一度解体しなきゃダメじゃない?<東電
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やっぱり夏バテ。 [現実]

水曜日に早退して昼寝して、
木曜日は出勤。
休んでも良かったんだけれど、
休めばそれだけ自分の首を絞めるだけなので。
完全復調とは言えない状態だったので、
一日が長くてきつかった。

どうやら本格的夏バテの様子。
金曜朝はもう足ががくがく。
それでもなんとか出勤。
足はもつれるし、
頭はガンガンするし、
こりゃもう完全にきてます。

週末はめいっぱい眠りたいけど、
今日の午後は甲状腺の定期検査と、
マンモグラフィーが入っているので・・・。
こんな状態で検査受けて大丈夫なのかしら?
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