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「サンクチュアリ -聖域-」 [Netflix]



世界的な知名度を誇り、1500年以上も日本の伝統文化、神事として継承されながら、未だ神秘のベールに包まれている大相撲の世界。その戦いが行われる土俵は、異常の上に成り立つまさに“サンクチュアリ”(聖域)。
小瀬は、やる気もなく稽古もサボり気味、先輩には盾突きまくり…と手が付けられないクズっぷりだったが、徐々に大相撲にのめり込んでいくことに―。小瀬を筆頭に、小瀬を筆頭に、相撲愛に溢れながらも体格に恵まれない清水(演: #染谷将太)や、相撲番に左遷された新聞記者・国嶋(演: #忽那汐里)など、生きづらさを抱えた若者たちが土俵の世界を取り巻く人間ドラマと絡み合う。
“サンクチュアリ”(聖域)に翻弄されながら、ドン底でもがく若者たちの熱き“番狂わせ”が今、はじまる。

「今頃かよ!」と言う突っ込みは先刻ご承知。 
だって他のサブスクと劇場で忙しくて、
Netflixに割く時間がなかったのよ。
数ヶ月前にAmazonでギフトカードを買って用意していたのに。
で、5月1日にちょうど良いときだし、
ちょっとこのGWは劇場がたいしたことないので、
行ってみよう!と言うことで。

いやぁ面白い。
「ザ・ファブル」なんて比べものにならないくらい、
江口カン監督ぶっ飛ばしている。
なにしろ虚実織り交ぜながら、
日本の伝統を皮肉ってかつ笑いものにしている。
そして最後は真の相撲道に近づいていく様が、
非常にうまい。
これは世間が大騒ぎになったわけだ。

なにしろ瀧さんが観たかったw。
そして染谷将太。
最初は力士になりたかったけれど、
どうやってもなれない自分に気付いて、
それでも相撲から離れられずに、
女将さんの言葉を受けて呼び出しになる。
この役どころが肝心要。
何せマニアがしっかりみんなを観ているわけで、
弱点もわかるけれど強みもわかる。
それをちゃんと伝えれば彼らも努力の方向がわかる。
また松尾スズキの小心ぶりがたまらない。
こういう役柄多いよなぁw。

で、きたろうさん。
出ているのは知っていたけれど、
あんな重要な役どころだとは思っていなかった。
あの人実はキーマンだもんね。
モチベーション。
さすがの演技でございました。

今更だからどこがどうとか書いてもしょうがない。
だけどNetflixを観られる環境にあるなら、
多少の暴力に目を潰れるなら、
これは観ないという選択肢はないよ。
日本を描いたドラマなんだけど、
テイストはむしろ韓国ノワール。
このノワールとユーモアのバランス、
中毒性が高いから厄介だけどね。

実はそろそろ続編が来ると知っていて、
それもあって視聴に踏み切った。
これは続編も充分過ぎるほど期待できる。
最高過ぎて悶絶するしかない。

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「ゴジラ-1.0/C」 [Amazon Prime Video]


『ゴジラ-1.0/C』 [Blu-ray]

『ゴジラ-1.0/C』 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2024/05/01
  • メディア: Blu-ray



前から観たかったモノクロ版。

これは良かった。
最初からこっちでも良かったんじゃないか、
そう思うくらいに良かった。
何がいいって、
モノクロになると、
前景のセットと背景の海の映像が合成だとわかる。
つまりVFX部分がわかりやすい。
もちろん過去のモノクロームとは違い、
カメラの質も上がっているし、
映像としては70年前と比べものにならない。
それでもモノクロになると、
VFXの「作り物感」がクッキリとしてくる。
これが古くからの特撮ファンにはたまらない。


しかしまぁ、
卓球さんの言うことが良くわかった。
確かにこの物語の何処かに瀧さんがいないことに違和感w。
できれば佐々木蔵之介の役は瀧さんだったなぁ。
誰もが認める昭和顔、
やっぱりここにいてほしかった。

先にカラー版を観ているから、
余裕があるから思ったこと。
ゴジラに迫力を持たせたいのはわかるけれど、
重心低く首を下げたり、
人や物を加える様子はなんだかイヤだ。
着ぐるみでは絶対にできない姿勢。
より一層ティラノサウルスっぽい動きだが、
そもそもゴジラってイグアノドンからデザインされたんじゃ?

70年も経つといろいろ変わる。
技術の進歩でいろいろできる。
でもやっぱり1954年のゴジラ。
このゴジラこそがやはり一番コワイ。




私が何よりコワイのは、
この映画でも放射能は軽視されている。
ゴジラが放射能を吐く度に、
東京は、相模湾は汚染される。
みんな被曝している。
黒い雨も浴びている。
こんなので放射能の恐怖を描いているとは思わない。
何かが違う。
やっぱりここが許せない。

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