蓮芯茶。

蓮の実の芯の部分をお茶にして飲むのです。
ええ、葉っぱでも花でも根っこでも蓮の実でもなく、
実の真ん中にある芯の部分です。

丸い蓮の実真ん中から取り出したものです。
はい、要するに芽になる部分です。

これが不眠に良いと言う情報を、

人生のこつあれこれ2012 (新潮文庫)

• 作者: よしもと ばなな
• 出版社/メーカー: 新潮社
• 発売日: 2013/03/28
• メディア: 文庫

この本から仕入れて即買いです。

何せウソついているのに減薬するもので、
何が怖いって眠れなくなること。
不眠を経験したことがない人にはわからないでしょうけど、
眠れない原因は心理的不安。
動物的本能のなせる技？なのですが、
暗くなると「襲われる」という不安が増大し、
神経が過敏になり副交感神経よりも交感神経が活発に働き、
結果眠れなくなるというメカニズム。
睡眠導入剤を使わなくなって5年以上になるのだけど、
抗不安薬が功を奏したというのが実情。
その抗不安薬を減薬断薬する予定で、
今週からまずは半分に減薬中。

すると覿面に出てくるのが「眠れないかも」という不安。
本当は眠れるのに、
神経的な不安から眠りが浅くなったり、
中途覚醒が増えたり、
起きても夢ばかり見ていてスッキリしなかったり。
薬を飲んでいてもそういうことがあるので、
いきなり断薬はまずいと判断して半分に。
それでも最初の夜は眠りが浅かったので、
即刻飛びついてしまいました。


ひとつまみ程度を450mm程度のお湯で入れます。
「苦い」という情報を得ていたので覚悟していたのだけれど、
確かに苦みはあるけどほんのり甘い。
個人的には受け入れやすい味。
何でも身体が欲している人には、
苦みはそれほど感じられないという噂もあり。

効果はと言うと、
「飲んだら即刻バタンキュー」という情報は、
薄くしたからなのか特になく、
ただ飲んだ直後から四肢の先からスーッとチカラが抜けていく感じ。
飲む量が多すぎたのか、
翌日もやたら眠いやら動きがスローモーになるやら。
でも何となく心地良い感じはありまして。

このお茶の効能については書いてあっても、
余り有名じゃないからか、
医学的（中医学的というか漢方学的というか）情報がなくて、
これはあくまで推測なのですが、
どうも副交感神経が優位になる効果があるのではないかと。
以前星状神経節ブロックをしたときに、
どーんと眠くなったときの感じを思い出したので、
そう思う次第でありまして。
実は飲んだ翌日は肩こり、首こりも楽になっていたりして、
「飲む星状神経節ブロック」みたいな感じ。
効き目はもっとマイルドですが。
ただ体質によっては便秘をするらしいのでご注意。

中国とかベトナムではポピュラーなお茶らしいのですが、
なかなか日本では見つけにくいです。
少量で充分飲めるので高いとは思わないし、
個人的には続けて飲んでみたいなぁと。
興味を持った方は地道に探してみてください。
お友達とか同僚が中国、台湾、ベトナムに行くなら、
お土産に頼んだ方が早いかもしれませんが。