SSブログ

「マイ・レフトフット」 [映画]


マイ・レフトフット [DVD]

マイ・レフトフット [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/02/20
  • メディア: DVD


内容(「キネマ旬報社」データベースより)
D・D=ルイス主演の人間ドラマ。脳性小児麻痺により植物人間同様の生活を余儀なくされた主人公が、不断の努力により、わずかに動く左足を使い絵を描けるようになるまでを描く。アカデミーライブラリーキャンペーン。

私個人はダニエル・デイ・ルイスのファンだけど、
この映画に関してはブレンダ・フリッカー演じる、
肝っ玉かあさんの存在感と息子への対応の仕方に感動。
そして兄弟たちの接し方も、
障がい者としての前提はありながら、
人格も兄弟としての存在も認めていて、
全く日本と違うその在り方。
演技も素晴らしかったけれど、
障がい者を受け入れる文化と生活の違いに愕然。
何よりクリスティ自身がそういう環境にいて、
自分を認めてくれる人が現れて、
自分が成長できてからの人間としての変わり方も、
障がい者としてではなく1人の人間として男として、
きちんと生きることができている。

私は自分の母親が身体障がい者だったし、
自分自身も精神障害者だから、
日本におけるその存在の在り方を30年以上前から実感してきた。
だから海外における障害を持つ人たちへの考え方扱い方と、
日本人の障がい者に向ける目線の違いを知っている。
それは今現在も続いている。
だからそういうところが気になってしまった。

全体としては地味な作品なのだが、
当時のアイルランドの雰囲気とか、
いろんなものが良い味を出していて、
ユーモアも忘れず、
お涙頂戴のドラマにしないところがさすが。

こういう地味な名作を時折やってくれるから、
WOWOWは止められない。
最近じゃメディアも手に入りにくくなっているものも多いので、
放送されたら逃せない。

本当にダニエル・デイ・ルイスは引退しちゃったのかなぁ。
また彼の芝居が観たい。

コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

- 人生は四十七から -