「血を吸う薔薇」 [ストリーミング]
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
山本迪男監督による「血を吸う」シリーズ第3作。八ケ岳山麓にある聖明学園に就任した教師の白木は、宿泊した学長邸で夢遊病状態のままふたりの女性と出会った。翌朝、目覚めた白木は地下室で祭壇と黒い棺を発見し…。
「血を吸う」三部作最後を飾るにふさわしい、
見事なキャスティング。
いきなり登場するは黒沢年雄。
どう考えてもこのシリーズふさわしくない濃い男。
そしてなぜか若き日の阿川泰子に、
田中邦衛がマジで良い演技で好演、
更には伊藤雄之助まで出てくる。
注目すべきは時代背景。
1974年という時代を物語るネクタイの太さは、
この頃のちょっとサイケでフリーな雰囲気の権化?。
今までの怪奇シリーズになかったおっぱいも出てくるし、
女子大生という存在に全寮制の魔力w。
3年前に作られた「血を吸う館」とはまるで違う世相反映。
面白い。
これだけでも面白すぎるぞ、このシリーズ。
お色気と奇妙なサイケぶりと濃すぎる黒沢年雄。
もうこれだけでこの作品は傑作だ。
と言うことで、
本来の作品の意図とは違うところで、
喜んでみている私w。
まるでMJが乗り移ったかのようw。
この3作品、
時代が激しく動いていたことがわかって、
この時代を覚えている自分には最高に面白い。
ゴメン。
そこが気になって怪奇シリーズとして楽しむのはどっか行ったw。
2020-09-05 14:36
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