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「海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版」 [映画]



昨年の午前十時の映画祭のラインナップ発表から、
この日を心待ちにしていた。
まだ一度も劇場で観たことがない、
この映画こそ劇場で観たい、と。

結末を知っているから、
冒頭から(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)がとまらない。 
 
 
最初に観た時は、
観たままの解釈をしていたけれど、
何度か観ているうちに、
解釈が変わった。
そもそも豪華客船から病院船になり、
その間も1900が潜んで生きていられたのか?
普通に考えれば答えはNO。
あんな状況であんな美しい姿で、
果たしていられるのか?
当然ながら答えはNO。

そう考えて観た時に、
彼が陸に足をおろさなかった理由、
淡々と語るその理由の深さに、
もう涙が止まらなくて、
久しぶりにしゃくり上げて号泣した。

上映が終わって、
トイレによって、
駐車料金を精算して、
クルマに戻ってもまだしゃくり上げていた。
何年かに1本あるけれど、
1998年の映画でまたやられるとは思わなかった。

そのくらいに、
この映画は家で観ても最高だが、
劇場で観る没入感が高い。
もちろんあり得ない話、ファンタジーだし、
ジュゼッペ・トルナトーレ特有の甘い甘いストーリー、
それを盛り上げるエンニオ・モリコーネの音楽。
「チョロい奴」と言われようがなんと言われようが、
私はこの映画が好きだし、
ティム・ロスの演技が好きだし、
モリコーネの音楽が好きだし、
このファンタジーをたまらなく愛している。

もうこの映画を劇場で観られる機会はないだろう。
だからこそこの機会に劇場で観られて良かった。




まぁ世間的にはそれほど評価されていないんだけどね。

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