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「偶然と想像」 [オンラインライブ]


『偶然と想像』
2021年12月17日(金)、Bunkamura ル・シネマほか全国公開
第 71 回ベルリン国際映画祭・銀熊賞 受賞!
第 22 回東京フィルメックス・観客賞 受賞!
ナント三大陸映画祭グランプリ(金の気球賞)・観客賞 受賞!
Bunkamura ル・シネマ 1989 年開館以来初の邦画作品上映
濱口竜介、初の短編集にして最新作
「偶然」をモチーフに紡がれる3つの物語

「偶然」から展開される、
3つの物語がミシミシと音を立てて心に分け入ってくる。
物語はとても静かなのに、
なぜか静かに染みいるのではなく、
音を立てて心をかき分けるように入ってくる。
まるで3つのシチュエーションの舞台劇のようだ。
とても不安にさせるようなこともあり、
不穏な空気で満たされる瞬間あり、
けれど気持ちがスッとする瞬間あり、
3つの話は独立しているけれど、
どれも緊張感があって見入ってしまう。
一瞬の隙もなく、
一瞬も見逃せず、
ミシミシとザクザクと心に分け入ってくる感じ。

自分の語彙力と表現力のなさがもどかしい。
とにかくスゴイ映画だと思う。
少し変わったシチュエーションや、
少し変わった職業や立場の登場人物だけど、
突飛な設定でもなく、
もちろんSFでもファンタジーでもないのに、
違う世界に連れて行ってくれる3話の物語。
2時間の空間旅行のような気分。
そして終わるとストンと現実の自分の席に戻された感じ。

何かが超越してしまったような、
そんな感じのする映画。
どのシチュエーション、どの人物画ではなく、
その誰もが何かを超越している感じ。
何と夢のような2時間だったか。
新年早々良い経験をさせてもらった。

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「カンニング竹山 放送禁止2021」 [オンラインライブ]

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今年一夜限りの中野サンプラザでのライブ。
月中は休むのが難しいし、
仕事が終わってからじゃ間に合わない。

「毎年の楽しみだったのに」

諦めていたところにライブ配信の情報。

ああ、それなら急いで家に帰れば観られる。
そう思ったのも束の間、
詳細が発表されると本当のライブ配信ではなく、
決まった日時に数回配信される。
アーカイブ配信ですらない、
その一度の日時の配信チケットを買うスタイル。
それもライブと同じ価格?
いやいや、いくら何でもそれはない。
ただでさえ今欲しいBlu-rayボックスが目白押しで、
あれこれ算段しているときなのに、
ライブ配信に6,000円出せるか!

いや、けっきょく観ちゃうんですw。
だってやっぱり放送禁止の竹山さんは特別だから。

やっぱり特別でした。
笑って怒って泣いて。
一杯の特別が詰まっていました。
今回は配信用の特別映像もありました。

100%考え方に賛同できないこともあるし、
ちょいちょい「それはダメでしょ」って思うこともあるけれど、
やっぱり基本的に芸人として好きなんだな。
人として優しいところもズルいところも、
いろんなところも含めて面白い。
だからやっぱり「放送禁止2021」良かったです。

また来年からは小さな劇場で、
4~5日やってくれるそうだから、
ちゃんとライブに行かれるようになるだろう。

そしてまた共犯関係は続く。

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町山智浩の「MOVIE WATCH CONFERENCE」Vol.3 「ブルース・ブラザース」 [オンラインライブ]


ブルース・ブラザース 4K Ultra HD+ブルーレイ[4K ULTRA HD + Blu-ray]

ブルース・ブラザース 4K Ultra HD+ブルーレイ[4K ULTRA HD + Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2020/07/22
  • メディア: Blu-ray


【ストーリー】
スーツ、帽子、ネクタイ、サングラスと、全身ビシッと黒ずくめでキメた二人は、ジェイク・ブルース(ジョン・ベルーシ)&エルウッド・ブルース(ダン・エイクロイド)。
義兄弟のちぎりを交わすこの二人が出会ったのは、幼少時代の孤児院でのこと。
久々に孤児院を訪れた二人は相変わらずのいい加減ぶりをシスターにとがめられるが、そこで孤児院が資金難で存亡の危機に立たされたことを知る。
孤児院を救うため、かつての仲間とブルース・ブラザーズ・バンドを再結成し、コンサートで稼いだお金を孤児院に寄付しようと考える二人だが、それはハチャメチャ珍道中の幕開けだった!



コロナ禍時代の新しい楽しみ。
オンラインの副音声で解説や雑談を楽しみながら、
映画をみんなで楽しもうというやり方。
宮藤さんがやって「ACTIONオンライン上映会」同様。
今回3回目にして初参加。
祝日の19時からだったし、
翌日だけ出勤すればまた休みだし、
「ブルース・ブラザース」だからと。

いやぁ、「ブルース・ブラザース」はいつ見ても最高。
並みいる大御所たちが楽しみながら演技して、
楽しみながら歌っているさまは幸せすぎる時間。
そこで町山さんの情報として、
JBだけは口パクできずにライブで収録。
そりゃあの人の独自のパフォーマンスは口パク無理。
おかげであのシーンだけは妙に臨場感がある理由が判明。
そして映画出演当時の彼らの年齢に、
みんなで驚きながらその貫禄に圧倒される。
こういうマメ知識を町山さんがぶち込むので、
映画を楽しみながらさらに面白さが増す。
そしてやたらと金がかかったというこの映画、
当時はCGがなかったから、
やることなすこと全部実写。
そう言われてみれば、
何とも無茶なことを無茶なスケールでやらかしている。
大御所たちのギャラなんて屁でもないほどに、
ものをぶっ壊すことに金がめちゃくちゃかかっている。
カーチェイスなんてダン・エイクロイドがやりたかっただけだろうってw。
そして山になって潰れていくパトカーのシーンに、
「ああ、TAXiの同様のシーンってオマージュなのか?」などと思いをはせる。
渡辺佑氏が「この二人武装していないんですよね」と突っ込みを入れられて、
「あ、そういえば」と思わされるほど、
勢いで警察がヒートアップしてSWATまで投入、
最後には州兵まで出てきて戦車も登場。
「いやー、やりすぎだわw」っていうより、
それだけブルース・ブラザースがやりすぎなんだけどw。

なにしろかっこいい。
やりたい放題なのが最高。
そして冒頭で町山さんが解説してくれるのだけど、
この映画の映像的なかっこよさは広角。
バカ映画なのにかっこよくて、
余りにも豪華で胸を射抜かれるのには、
そういう理由もあってのことかとあらためて納得。
更にこういう映画にちゃんと協力して、
建物から道路まで使用許可を与えるアメリカという国、
その自治体の文化への協力に度肝を抜かれる。
たまたまその日の朝に、
セルビアモンテネグロで撮影された日本の風景(w)を観てしまったので、
日本の狭量さにがっかりするほかなかった。

ウォッチパーティーという名前で、
プロのマメ知識と解説を聴きながら、
映画も楽しんでしまおうという最高の企画、
劇場で上映して、
その前後で話を聴くのが従来のやり方だけど、
上映と同時に副音声で飛び込んでくる情報は、
映画の臨場感をいやがうえにも増してくれるし、
なにより楽しむための情報になるので、
ウォッチパーティーというやり方は今後も続けてもらいたい。
何より場所を選ばす自宅から参加できるのが良い。

字幕翻訳の間違いまで指摘してくれる、
そんな解説をリアルタイムで聴ける。
これ以上の面白さってある?

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「muro式がくげいかい」 [オンラインライブ]



前回よみうりランドで観たときは、
野外とはいえ既設のステージだったので、
全く制約のない野外ステージでの舞台が、
こんなにも自由な発想でできて、 
自由なやり方で展開して、
自由すぎるあまり天候の影響を受けるとは、
想像以上の効果でびっくりした。
そしてもう笑った笑ったw。
今回初めての女性出演者という目新しさもあったけど、
ヨーロッパ企画の2人との、
息の合ったアドリブでの遊び方が半端なくて、
とんでもなくおもしろかった。
特に「がくげいがい」の名の通り、
コントを何本かというのではなく、
「げき」をずっと続けて演じているからこそ、
出演者の精神的な上がり方とか、
妙な阿吽の呼吸とかがよく感じられて、
終盤に向かうにしたがって盛り上がること。
それも「桃太郎」なのだから最高。
いきなり鬼が桃太郎を訪ねてきているところから始まるしw。

やっぱり無理をしてもよみうりランド間で行けばよかったかなーと思うと同時に、
寒さと風の影響がもろに出ていた様子に、
「いや、これはこれで良かった」と自分に言い聞かせるw。

まぁとにかくムロツヨシの可能性、
無限大だなーと感じさせることしきり。
映画やTVで見せるのとは違う、
それ以上に自由な魅力はすごすぎる。
やはりmuro式は必要なライブだと感じる。

野外だからスクリーンが張れない。 
ならば何を使うか。
舞台が広いから移動するのは大変。
ならば何を使うか。
野外だから制約がないけど舞台装置もない。
ならば何を使うか。

スタッフも合わせてものすごく知恵を絞った結果だと思う。
とにかく今までに見たことがない、
とんでもない舞台を見せてもらった。
この発想でmuro式は来年も続けてほしい。
できればもう少し観戦条件緩和してほしいけどw。



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「明日のたりないふたり」 [オンラインライブ]

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実は初体験。
最後だからこそ観ておきたい。
2人の「たりない」ところを目撃しておきたい。

いやぁ、面白かった。
爆笑するような漫才じゃない。
自虐と俯瞰の冷静さが炸裂して、
声を出しては笑わないけれど、
心の底から面白がっている自分。
こんなのは初めての経験。

基本的に私は若林君が好き。
山ちゃんも嫌いじゃない。
「不毛な議論」が始まった頃は嫌いだったけど。
でも2人ともコンプレックスと自虐の中で、
実は天才ぶりを人と違う形で外に出していて、
その2人が組み合わさったら、
「あ、納得」な人生が待っていた。

最後のCreepy Nutsにも感動。
DJ松永の涙が総てを物語る。

いやぁ良いもの見せてもらった。
こういうものが家で観られる今のご時世、
悪いことばかりじゃないよ。

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ラバーガールリクエストアワー2021 [オンラインライブ]


「ラバーガールリクエストアワー」は来場者から事前に「見たいネタ」を募集し、当日に抽選ボックスから引いて出たネタを時間の許す限りやっていくライブ。今回は「インタビュー」「ラジオ(ラブリー大水)」「浮気調査」「立てこもりのma中継」「再会(未来からきたやつ)」といった30本がラインナップされ、代表ネタの「猫カフェ」や貴重な「漫才」を含む11本と新ネタ1本が披露された。
ラバーガールの準備中はMCのいけだてつやが「一発ギャグ」「大喜利」「最近あった面白い話」「高校野球ゴシップ」といったテーマが書かれているサイコロを振って出た目のお題で場を盛り上げる。ゆってぃが登場する「ゆってぃ」の目は出ず、会場入りして控えていたゆってぃの出番はなしになるかと思われたが、エンディングに姿を見せた。
配信チケットは3月28日(日)22時までイープラスにて販売中。視聴は3月28日(日)まで。会場に足を運べなかった人は配信で楽しもう。

ライブ当日は平日で、
神奈川の片田舎から20時に終わるライブには間に合わない。
と言うことで、
こういうときはストリーミング。
場の雰囲気は味わえないけれど、
家に居ながらにしてライブが楽しめる。
このスタイル、癖になる。

ラバーガールのライブは、
前から行きたかったけれど都合が合わず、
なかなか行かれなかったのでこれ幸い。

リクエストアワーのコントは、
すでに慣れた感じに加えて、
アドリブでちょっと遊んでみたり、
ブラッシュアップがあって楽しい。
そして新作。
これは笑った。
やはり何度か観たネタとは違う。
非常に楽しくて家で声をあげて笑った。

ラバーガールの普通さとシュールさのバランス、
これがけっこう癖になる。
そして人力舎という事務所の温かさ。
これがたまらなく良い雰囲気。

お笑いの好みはセンス、感覚なので、
無理にとは言わないけれど、
オンラインライブで安いからこそ、
普段観ない芸人さんを観るのも一興。
こう言う愉しみ方、
これからも続くと良いなと思う。

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「放送禁止2020」オンラインライブ [オンラインライブ]

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3月の公演中止から8月になり、
「さすがにその頃には」と思っていたけれど、
けっきょく中止になって払い戻しに。

「今年は放送禁止がないのかー。」
その喪失感たるやかなりなもので、
2019から持ち越しの話があっただけにモヤモヤ。
オンラインライブでやるとなった時、
「え?共犯関係は守れるの? 
 口外禁止は大丈夫なの?」と思いつつも、
そんなことはどうでも良くて即刻買った!


素晴らしいライブでした。
ちゃんと2019からの持ち越しの話題もあって、
なおかつそれもギリギリの線を守りつつ、
ちゃんと「放送禁止」なんだからたまらない。
そしてなぜこの時期にオンラインライブで、
この「放送禁止2020」をやることになったのかもなんとなく理解。
竹山さんの正直さと、
その人間性と言葉がしみるしみる。
やっぱり年に一度はこの「放送禁止」で味わわないと、
いてもたってもいられない。

来年中野サンプラザでやる気満々。
できるようになっていると良いなぁ。
また直にあの竹山さんの熱量を味わいたい。
共犯関係の空間を体験したい。
オンラインライブは嬉しいけれど、
やはりあの空間は特別だから。

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