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「ザ・クリエイター/創造者」 [Disney+]




ザ・クリエイター/創造者 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

ザ・クリエイター/創造者 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2024/02/07
  • メディア: Blu-ray


遠くない近未来、人を守るはずのAIが核を爆発させた——
人類とAIの戦争が激化する世界で、元特殊部隊の〈ジョシュア〉は人類を滅ぼす兵器を創り出した“クリエイター”の潜伏先を見つけ、暗殺に向かう。だがそこにいたのは、兵器と呼ばれたAIの少女〈アルフィー〉だった。
そして彼は“ある理由”から、少女を守りぬくと誓う。やがてふたりが辿りつく、衝撃の真実とは…

劇場での予告編は悪くなかったけど、
予告編を作る人は本編を知らないし、
音楽とかも全然知らないという事実を知って、
最近はかなり疑ってみるようにしている。
この映画の予告編も、
それなりに面白そうではあったし、
ディストピアでの希望と絶望なんだろうなぁと思っていた。
だし。 
渡辺謙の出る映画は余り相性が良くない。

もうずっと既視感の連続。
多分映画を観た本数が多ければ多いほど、
あれとあれとあれとあれとあれの合体。
そしてアメリカ対東アジア。
日本も含むけど先ず登場するベトナム。
即座に村を襲って隠した出入り口を教えろと、
銃で脅迫して子どもと老婆を号泣させる。
これもまた何処かで見た光景。
ベースがそんなこんなで、
オリジナリティが感じられないところに、
どんな物語を紡ぐかと思えば。

つまらん。
さすがギャレス・エドワーズ、
薄っぺらい愛情物語にして見せた。
まぁとにかく子どもが可愛いので、
それに免じて最後まで観たけれど、
相変わらず核を軽く扱うし、
一個も感情移入できない物語。

まぁこの手のSFの設定は、
ほぼほぼ80年代までに出てきていて、
それは目新しかったんだけど、
そこから先の展開は、
如何に独特の要素やs細かい設定を加えるか。
今回細かい設定はあったけど、
ある意味「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーvol.3」みたいな、
余りにも画期的な要素とはほど遠く、
ディストピアものであるが故のどんでん返しも、
割合早くに種明かしされちゃうのと、
冒頭からの横暴、暴虐ぶりに「あ。やっぱり」みたいな。
あとやっぱり渡辺謙はどうでも良い役だった。

視覚効果は素晴らしいんだけど、
如何せん物語が薄っぺらくて、
借り物お設定のような感じが抜けなくて、
その意味では意外性に欠ける。

ただわかりやすいと言えばわかりやすいし、
その映像が素晴らしいから、
これを評価できるとも言えなくもない。

要は好き嫌いだ。

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