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Twitterまとめ投稿 2020/08/16 [moblog]


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「激動の昭和史 軍閥」 [ストリーミング]


激動の昭和史 軍閥

激動の昭和史 軍閥

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video


二・二六事件を契機に軍部の政治進出に拍車がかかり、東条内閣成立後、太平洋戦争へと突入していく日本の近代史を壮大なスケールで描いた、東宝「8・15」シリーズの一作。「軍閥」と呼ばれる軍上層部のグループが力を持つに至った事実を明らかにし、日本が戦禍の渦に呑みこまれていく過程を、記録フィルムを随所に挿入して克明に描く。

力、勢いと言うのは恐ろしいもので、
それが例え正論であったとしても、
客観的な事実と正確な予測であったとしても、
「今の勢いなら突破できます。」
「怖じ気づいたものの言うことなど無視しましょう。」
そう言うことがまかり通るのが力の論理だ。
正論であればあるほど、
客観的事実から導かれた結論であるほど、
その主張をするものは排除されていく。
なぜならその時代をけん引するものの意向に沿わないから。
力を持つものに逆らうことだから。

思想犯や政治犯など、
当時の権力者に逆らうものを召集して前線に送る、
こういうことがまかり通るのも常識になる。
そしていよいよ抜き差しならないところまで来てもなお、
精神論と神がかった妄想で突き進む。
もはやそこに冷静な判断はない。
常識的な思考が入り混む余地はない。

で、立ち止まって考えると、
この状況、
なんとなく感じるところがないだろうか。
「絆」の力でウィルスに打ち勝とうとし、
「力を合わせれば試練は乗り越えられる」と言い放ち、
具体的科学的根拠は皆無の施策。
今に始まったことではない。
一事が万事この調子。
そして彼を止めるものは誰もいない。

以前から観たかったのだが、
敗戦というきっかけにちょうど良いと観たのだが、
大東亜戦争の止められなかった軍閥の恐ろしさだけではなく、
余計なことにまで考えが及んでしまった。
要するに人間は愚かで学ばない生きものなのだ。
世界の何処かで戦争や紛争は続き、
難民がこの瞬間も生まれて、
飢えて不衛生な環境で子供が死んでいく。
それでも戦争という愚行を繰り返さないため、
考えること判断を誤らない努力はできる。
そのために過去を知ること学ぶこと、
それを忘れてはいけない。
戦争がどれだけ凄惨で酷いものか、
そしていざとなったら指導するものは無責任か、
そのことを覚えておかなければならない。

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