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Twitterまとめ投稿 2020/08/30 [moblog]


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「パピヨン」 [WOWOW]


パピヨン [Blu-ray]

パピヨン [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2020/08/05
  • メディア: Blu-ray


■パピヨン
胸に蝶のイレズミをしている所から“パピヨン"と呼ばれている男が、無実の罪で投獄され、13年間にも及ぶ刑務所生活を強いられながらついに脱獄に成功するまでを描く。

この手の古い名画の長尺物は、
チャンスがないとなかなか観ない。
まして金を払ってまでは。
と言うことでWOWOWで放送されたこの機会に、
気分が乗っているときにやっつけてしまおうと。

正直言って、
スティーブ・マックイーンよりも、
ダスティン・ホフマンの方にずっと目が行ってしまった。
なんという役作り、
なんという巧みな表情と台詞回し、
すっかり私はドガの虜になってしまった。
パピヨンの脱出物語は確かにスゴイし、
実話を基にしていると言うことであれば、
現実にそれに近いこともあったのだろうが、
残念ながら余り感情移入ができなかった。
むしろドガの選択する行動や言葉、
そして彼ならではのやり方にすっかりはまった。
最後の最後の彼の選択も、
彼の表情もその姿も。

意外なものである。
格好いいマックイーンよりも、
贋札作りの天才とは言え、
決してさえない風貌と、
何ともいえない挙動のホフマンの演技に、
やられてしまうとは意外すぎた。

と言うことで、
果たして「パピヨン」という映画を堪能したかは疑問だが、
俳優ダスティン・ホフマンは堪能した。
彼を眺めているだけで、
この映画の面白さがあるような気がするのだ。
脱出と自由に拘った男と、
平穏と自分らしさに拘った男。
残念ながら挑む男の雄々しさよりも、
守る男の平和に惚れてしまった。
まぁそれもこれも、
ダスティン・ホフマンの巧みな演技なのだが。

名作だし音楽も良いのだけど、
なんか思っていたのと違ったというのが正直なところ。
でも見終わったあとは良い感じ。
これはこれで見て良かった。

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