SSブログ

Twitterまとめ投稿 2020/09/05 [moblog]


コメント(0) 

「血を吸う薔薇」 [ストリーミング]


血を吸う薔薇  [東宝DVD名作セレクション]

血を吸う薔薇 [東宝DVD名作セレクション]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2015/08/19
  • メディア: DVD


内容(「キネマ旬報社」データベースより)
山本迪男監督による「血を吸う」シリーズ第3作。八ケ岳山麓にある聖明学園に就任した教師の白木は、宿泊した学長邸で夢遊病状態のままふたりの女性と出会った。翌朝、目覚めた白木は地下室で祭壇と黒い棺を発見し…。

「血を吸う」三部作最後を飾るにふさわしい、
見事なキャスティング。
いきなり登場するは黒沢年雄。
どう考えてもこのシリーズふさわしくない濃い男。
そしてなぜか若き日の阿川泰子に、
田中邦衛がマジで良い演技で好演、
更には伊藤雄之助まで出てくる。
注目すべきは時代背景。
1974年という時代を物語るネクタイの太さは、
この頃のちょっとサイケでフリーな雰囲気の権化?。
今までの怪奇シリーズになかったおっぱいも出てくるし、
女子大生という存在に全寮制の魔力w。
3年前に作られた「血を吸う館」とはまるで違う世相反映。
面白い。
これだけでも面白すぎるぞ、このシリーズ。
お色気と奇妙なサイケぶりと濃すぎる黒沢年雄。
もうこれだけでこの作品は傑作だ。

と言うことで、
本来の作品の意図とは違うところで、
喜んでみている私w。
まるでMJが乗り移ったかのようw。

この3作品、
時代が激しく動いていたことがわかって、
この時代を覚えている自分には最高に面白い。

ゴメン。
そこが気になって怪奇シリーズとして楽しむのはどっか行ったw。

コメント(0) 

「呪いの館 血を吸う眼」 [ストリーミング]


呪いの館 血を吸う眼  [東宝DVD名作セレクション]

呪いの館 血を吸う眼 [東宝DVD名作セレクション]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2015/08/19
  • メディア: DVD


内容(「キネマ旬報社」データベースより)
山本迪男監督による「血を吸う」シリーズ第2作。秋子は中学教師をしながら富士見湖畔に妹の夏子とふたりで暮らしていた。ある日、レストハウスの管理人・久作の下に、大きな柩が届けられ…。吸血鬼役は岸田森。

今度は高橋長英ですよw。 
それに大滝秀治も発見。
岸田森は言うに及ばず、
相変わらず高品格も怪演。
もうタマランチ会長ですわw。 

「フランケンシュタインの花嫁」的要素も織り込みながら、
日本の吸血鬼ものの先駆けとしてはかなりの力作、
何より岸田森の断末魔の叫びのなながうつし、
アレをでかいスクリーンで観たらトラウマ必至w。

やっぱり良いわー。
このシリーズ、
作品ごとに楽しみがある。
日本に吸血鬼を持ち込む無理筋も、
ちゃんとそれらしく解決しているところ良いしw。

最近の神経を逆なでするような、
何ともいえないホラーより笑えて楽しいw。


コメント(0) 

「幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形」 [ストリーミング]


幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形  [東宝DVD名作セレクション]

幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形 [東宝DVD名作セレクション]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2015/08/19
  • メディア: DVD


内容(「キネマ旬報社」データベースより)
山本迪男監督による「血を吸う」シリーズ第1作。恋人の野々村夕子に会いに行ったきり音沙汰のない兄を捜し、妹の佐川圭子は蓼科山中の野々村家を訪れる。ところが、兄は4日前に帰り、夕子はすでに亡くなっていた。

いきなり中村敦夫登場。
もうその存在感の強さが画面を支配。
そして松尾嘉代に中尾彬。
この登場人物だけで横溝正史の世界w。

五者協定時代の映画会社に所属した俳優って、
今考えるとスゴイあくの強さだし、
その後の活躍を考えるとこの当時の新人とはいえ、
かなりの存在感と個性の強さが光っている。

正味1時間半もなくて、
今の2時間ドラマほどの内容もないのだけれど、
和製ホラーとしては良くできているし、
ちょっと雰囲気が「カメラを止めるな!」にも似たロケ地だったり、
いろんな意味で元祖なんだなぁと。

いやいや、
東宝怪奇シリーズ、
当時の車やファッションを観るのも楽しいし、
後の大物俳優たちの若き日の姿も楽しい。
でもきっと今の若い人も楽しめると思う。
コンパクトだけどそれだけに緊張感が続いて面白い。

コメント(0) 

「美女と液体人間」 [ストリーミング]


美女と液体人間  [東宝DVD名作セレクション]

美女と液体人間 [東宝DVD名作セレクション]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2015/07/15
  • メディア: DVD


内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『ゴジラ』の本多猪四郎監督によるSFサスペンス。ある夜、交通事故で死んだ男の死体が忽然と消えた。やがて、捜査陣は液体人間の存在にたどり着くのだが…。円谷英二が特撮を担当。

変身人間シリーズの第1作目と言うことで、
さすがの本多猪四郎監督でも作りが甘いし、
何といってもクライマックスのやり方がひどすぎる。
当時は空襲を想像した人も多かったんだじゃないだろうか。

とはいえここから始まり、
やがて「ガス人間」へと徐々にギアを上げていくのがわかるので、
これはこれで貴重な歴史の第一歩である。
白川由美の美しさ、スタイルの良さ、 
実に見事で目の保養である。
後に大物になっていく役者も多数登場、

それにしても円谷英二作品の凄さ、
本当にこの人の名前があるだけで、
特技映画は観る価値がある。

コメント(0) 

「ガス人間第1号」 [ストリーミング]


ガス人間第1号  [東宝DVD名作セレクション]

ガス人間第1号 [東宝DVD名作セレクション]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2015/07/15
  • メディア: DVD


内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『ゴジラ』の本多猪四郎監督が三橋達也と八千草薫の共演で描いたSFサスペンス。姿なきギャングの完全犯罪。警察をあざ笑う犯人の正体は、脅威のガス人間だった。

このシリーズの中でも、
さすがに本多猪四郎監督作品、
作品の格が全く違う。
お金のかけ方も脚本もストーリーの品格も、
俳優たちのランクも演技も別格。
 
塑俺にしても八千草薫のなんたる美しさ。
踊りも所作も含めて美しい。
土屋嘉男の一途な演技も素晴らしい。
「ガス人間」という怪奇ものの存在、
ガス人間として愛する女性を助ける男の心の深さ、
その愛を受け止める藤千代の覚悟、
悲劇に向かうクライマックスへの盛り上がり、
実に見事で素晴らしい。

「ガス人間第1号」という題名と内容から、
怪奇ものの一作として扱われてしまうが、
これは日本映画の歴史に刻まれるべき作品。

本多猪四郎監督の傑作。
ぜひアマプラの無料期間中に多くの人に観て欲しい。
これほどの作品はなかなかない。

コメント(0) 

「電送人間」 [ストリーミング]


電送人間  [東宝DVD名作セレクション]

電送人間 [東宝DVD名作セレクション]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2015/07/15
  • メディア: DVD


内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『エスパイ』の福田純監督が鶴田浩二主演で描いたSFサスペンス。科学が生んだ悪魔・電送人間が、敗戦時の怨みを晴らそうと怪電波に乗って計画犯罪を重ねていく。共演は白川由美ほか。

東宝の怪奇シリーズが、
軒並みアマプラで無料。
待った甲斐があったというもの。
当時は大部屋役者の一人だった、
後の大物の顔が見られるのも楽しみの一つ。

その後も存在感ある不気味さを示した中丸忠雄が怪演。
戦争時に起きた事件の復讐を果たしていく。
そして当時の警察うかつすぎw。
風景同様牧歌的な雰囲気で、
人が殺されているのになんかのどか。

でもさすがに円谷英二作品、
良くできているしよく考えられている。
更にコンパクトながらストーリーも秀逸。
今観ても充分に鑑賞に堪えられる。

当時このシリーズが受けたのもよくわかる。
復興と上記の日本で、
まだ戦争の遺恨を残す時代、
何があってもおかしくない世情不安と、
高度成長期の勢い。
時代がこういう映画を欲したのだ。

残念ながら今もで電送人間は不可能だが。

コメント(0) 

「介護の絵本」 [電子書籍]


コータリン&サイバラの介護の絵本 (文春e-book)

コータリン&サイバラの介護の絵本 (文春e-book)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2020/08/27
  • メディア: Kindle版


「要介護5」のコラムニストが描く、愛と介護の日々。
9年前にくも膜下出血で倒れ、半身麻痺および高次脳機能障害の後遺症が残る神足氏は、現在、奥様に支えられてリハビリの日々を送っています。
当初は、前日の食事を忘れるどころか、食べ方も忘れるほどでしたが、積極的に最新型の車椅子や介護食を試したり、家族でハワイを旅したり、ディズニーリゾートや新国立競技場の進んだバリアフリーな設備を訪れるなど、ポジティブに生活するうち、何と梨を剥けるまでに回復しました。そんな日常が、ユーモラスに描かれています。
さらに、ベストセラー『恨ミシュラン』以来の相棒である西原理恵子氏のイラストが、絵本的魅力を演出しています。
介護に関係されている方は勿論のこと、今は介護に縁のない方にもお楽しみいただけると思います。
あっという間に読めて理解が深まる、いまだかつてない“介護本”です!

私はコータリンの文章が大好き。
昔から優しくてそのくせスパッと切ってくる、
そんな文章が大好き。
同じく大好きな小田嶋さんとはちょっと違うけど、
二人ともちょっと似ている。
そこにサイバラが独特の視点で毒を加える。
そりゃもうたまらん、の世界だ。

「介護の絵本」は相変わらずの二人だった。

コータリンの文章は、
くも膜下出血からの復活から読み続けているが、
すっかりもとのコータリンになった気がする。
年齢と病気を経験したためもあってか、
少しばかり優しさが増していて、
家族を気遣う気持ちがそこかしこにあふれていて、
考えようによっては年齢なりに丸くはなっている。
しかしそこに容赦ないサイバラの毒、突っ込み。
でもサイバラも元夫を見送ったり、
かっちゃんからいろいろ聞いているから、
昔のとんがり型とは違っている。

そんな二人が介護に関する絵本。

一気に読んでしまって、
ポロポロと涙が出てきてしまった。

家の母親が車椅子で動いていた頃は、
そんなに沢山車椅子の種類なんてなかったし、
見本市になんて連れて行かれなかったし、
もちろんVRで旅行なんてとんでもない時代。
コータリンの楽しみがたくさんあるのは良いことだし、
そこに連れて行く家族は大変だろうけど、
コータリンの笑顔があれば一緒に嬉しいのだろう。

ハワイでの健常者と障がい者に垣根がないという話、
駐車場で助けてくれた男性の話、
VRで世界旅行が体験できる話、
障がい者を取り巻く環境も変わってきている。

あとは障がい者を家に囲い込もうとする家族の問題。
これはやまゆり園事件にも通じる問題。

コータリンとサイバラの言葉、
健常者がみんな心に刻もうよ。

コメント(0) 

- 人生は四十七から -